Photo: undefined by Toshihiro Gamo
今夜の「解決ナイナイアンサー」の
ホンネ座談会には、キングオブコント
の優勝者コロチキが登場。
これまでは月に1本あるかないかの
仕事だったのに、優勝した日を境に
月に31本。
日によっては1日に大阪と東京の移動
が２往復あったり、移動中も密着取材
があったりしたそうです。
極端ですね、嬉しいような怖いような。
そういえば、ナダルさんが座談会中も
しきりに「怖い、怖い」と聞こえない
ぐらいの声げこぼしていました。
チャンスなのに
東京へ行けない？
生き馬の目を抜く芸能界。
キングオブコントで優勝して急に
仕事が増えたといっても、心休まる
日々はやはりなさそうなコロチキ。
そして徐々に悩みを打ち明ける
ようになりました。
それは、本当は東京に新出したい
し、オファーがくるのも殆どが東京で
あるため最短で４月には東京に進出
したいのに大阪吉本に「来年の10月に
と言われている」のだと。
これは長すぎますね、約１年後。
おそらく何もかも変わっていること
でしょう。変な話、一発屋の場合なら
芸能界から去っている可能性だって
ある歳月です。
コロチキのナダルさんの話としては、
今はいいけれども（まずは優勝したと
いうことで一周するだろうから）、
2周目になったら自分たちを東京に
呼ぶために交通費や宿泊費を出さな
ければいけなくなり、そうすると
呼びづらいと言われているのだそう。
これ、かなりリアルな話です。
そしてホンネでしょうね。費用が
かかりすぎるとなると、仕事も
他の芸人さんにとられてしまう
ことも出てくると思います。
ならばいっそ東京にという気持ち
当然すぎますね、わかります。
劇場にお世話になって今があるとは
思っているけれども、今がチャンス
でもあるということで葛藤している
ようです、律儀ですね。
なのに、大阪吉本からは
ずっと大阪にいろと言われた
りしているようで、これはなかなか
せめぎ合いのときですね。
しかし無情になることもときに
必要かも、といったら叱られる
でしょうか。
「野心がない」の木下ほうか
と共鳴しあい握手
ホンネ座談会には俳優の木下ほうか
さんも出演されていたのですが、
この木下さんとコロチキのナダル
さんが、途中握手する場面があり
ました。
価値観が似ていると思って
嬉しくなったのでしょう。
どういうことかというと、
今年は俳優にバラエティにと大変
忙しかった、言い方を変えれば
売れっ子になってしまった木下ほうか
さんなのですが、両立が大変なのじゃ
ないか？の質問に「もう辞めたい」と
告白。
自分は全然野心がない、バラエティは
減らしますと答え、しまいには、自分
を出しすぎたり頑張ったりすると俳優業
に支障をきたすといい、さらには、
「そろそろ死ぬしね」とポロリ。
そんなことない、江戸時代じゃないんだ
からと藤田ニコルさんにまで慰められて
いましたが、これに共鳴していたのが
ナダルさんでした。
「正直、木下さんと同じ」
とナダルさんが入ってきます。そして
「仕事が増えて嬉しいけど、
プレッシャーがきつくて楽しくない」
と心情を吐露。
好きでやってるけど楽しくない、と
言ってしまいました。
もっと面白くなりたいと思っている
けど、笑いは考えれば考えるほど
難しいと。
これを聞いて木下ほうかさんの
ほうから「嬉しかった、ちょっと
握手して」と言ってきて握手する
ことになったのです。
なんだか聞いてはいけない話を
聞いて戸惑っていたのですが、
だんだんに切なくなってきた
座談会でした。
自分を勇気付ける言葉を携帯に
メモしているというナダルさん。
相方もいうように、真面目なんで
しょうね。笑いの陰に涙あり。
芸能界、甘くないです。
がんばれ、コロチキさん。
ではまた。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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