今田耕司「下町ロケット」演技は上手か下手か!? ツバにも笑顔

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「下町ロケット」がこの冬の連ドラ
では話題独占というところですね。

今回はキャストも斬新で、演技とは
結びつかなかった異業種の方の採用
にも脚光が集まりました。

どう化けるかでいえば、一番の成功
は吉川晃司さんかもしれません。

恵さんの弁護士も好評でしたが、
ひるおびを毎日観ている視聴者には
少し違和感も。

畑が違うけれど、それが功を奏してと
いうことはよくありますよね。

そういう意味では天才外科医として
選ばれた今田耕司さんは商品なら目玉
ですが、果たしてどういう意味での
「目玉」になったかについては厳しい
声が多いかも。

緊張が伝わってきて
現実に引き戻されてしまう

演技に関しては素人なので仕方ない
というのか、当然なのかもしれない
ですが、
「凄いドラマに出演している」という
内面の声がセリフとともにこちらに
伝わってきてしまうというのが残念。

演技が上手か下手かというのは一概
には言い切ることができないですが、
今回の天才外科医という役をやるに
あたっては少しキャラ違いか。

あまりにもMCとして売れっ子だけに
お笑いのイメージが強すぎて、顔を
見るだけでバラエティの雰囲気を察知
してしまい現実に引き戻されてしまう
のがもったいない。

ただ、棒読みだからといってそれが
イコール演技が下手ということには
ならないというのか、結果的に演技が
下手なことで、よりリアリティは追求
できている部分もあるのじゃないかと
も思うわけです。

あまりに演技が上手な人の場合、
演技は上手だけれど、現実はあんなに
声を張らないのにな、もっと滑舌悪く
聞き取りにくいのが現実なのになと
思ってしまう自分もいます。

本当の役者さんというのが誰かを
決めることはとっても難しく、やはり
今回の演技はどうだったかという視点
で見るのが一番的を射ているかもしれ
ませんね。

だとすると、今田さんは確かに天才
外科医というには深みがないという
のか（ごめんなさい）、やはり
イメージから程遠いというのは
あります。

キャスティングとしてどこを重視
したのかはわからないですが、今回は
各番組の有名MCを多用したような
印象があるので、もしかしたら番宣の
ために好都合な人選だったのだろうか
と思ってみたりもしました。

たとえば最終回の高島元アナウンサー
の場合、本来ならTBSのドラマなので
他局では長々と宣伝することもない
ですが、フジテレビのみならず、女子
アナで長く人気ランキング１位を獲得
していた彼女を使うことで、フジテレ
ビが結果として「下町ロケット」に
ついて触れざるを得なくなる可能性
などもあるかなと。

今やテレビ界を席巻している一人と
して間違いなくあげられる今田耕司
さんの演技というのは、新鮮さはあり
ましたが役不足の感は拭えなかった
です。

ただ、人柄がとても良い印象があり、
それにより誠実に感じるので、その
部分では医者として通じる部分もある
かなと、ちょっと無理やりですが。

意外性を狙ったのかもしれないし、
化けることを期待したのかもしれない
ですが、良くも悪くも今田耕司さんは
完成されているので、今回の役では
ないものでもう一度演技を観てみたい
なと思ったものです。